院内ブログBlog

2021.01.21
歯周治療とは① 2021.01.26

歯科衛生士の業務

皆様こんばんは

歯科衛生士の中村です

最近はとても寒いですね

中々コロナも落ち着きませんが手洗いうがいなど徹底し

引き続き対策をしっかり行っていきましょう

さて本日皆様にお伝えしたい内容は

歯科衛生士が患者様に行う歯周治療についてです

歯周治療とはなにか

歯周治療とは歯周病の予防・進行阻止を行う治療です

歯科医院で行うメンテナンスや定期検診、歯石のお掃除とは違い

歯周病の治療のことをいいます

残念ながら日本人の成人約7割以上は歯周病に罹患しているといわれております

そしてその歯周病の恐ろしい所は軽度のうちは症状があまり出ません

なので皆様気づいていないだけで歯周病になっているかもしれないのです

歯科医院では歯周病菌の状態、歯周ポケットの深さ、炎症箇所の有無、口臭菌の数、唾液検査などを通して歯周病に罹患しているのか。また罹患している場合どのくらいの程度なのか。などの検査ができます

そこでしっかり検査をして早期治療予防をしましょう

こちらは位相差顕微鏡を使用して見た歯周病菌です

歯周病といっても大した病気じゃないとお考えの方も

たくさんいらっしゃると思います

それは歯周病について詳しく知らないからです

歯周病はとても恐ろしい病気です

歯周病がとても恐ろしい病気の理由

①進行が重度の場合歯が抜けてしまう

歯周病は歯を支える骨を溶かしてしまいます

そうなると歯が揺れ始め最終的には歯を抜かないといけなくなります

歯が無くなると

・見た目が悪くなる

・インプラントか入れ歯又はブリッジというかぶせ物を入れなくてはいけないので治療費や時間もかかる

・ご自身の歯ではないので清掃が難しい

・汚れがたまると口臭の原因にもなる

・力を入れにくい

・おいしくご飯を食べられない

などデメリットがたくさんございます

②歯周病が進行すると全身疾患にも影響を与えます

歯周病は全身疾患ととても深い関係です

・歯周病の原因菌が誤嚥性肺炎を引き起こす場合

細菌性心膜炎は口腔内の細菌(歯周病菌など)により引き起こされる場合

・胎盤を細菌が通過するので早産、低体重児出産を引き起こす場合

などこのほかにもたくさん全身疾患と関連しています

また糖尿病は歯周病と相互に影響しているといわれております

これらのことから歯周病はとても恐ろしい病気なのです

日本人は歯周病に対する危機感が少ないため海外と比べると

とても多く罹患者数です

日本人の歯周病に対する意識を変えていくことが今後の私たちの課題です

皆様もしっかり歯周病治療を行いましょう

当院の歯周病治療はこちらからどうぞ

担当 中村