院内ブログBlog

2021.03.05
虫歯予防について

歯科衛生士の業務


皆さんこんにちは。

赤坂ヴィーナスデンタルクリニック衛生士の小笠原です。

本日は虫歯予防についてのお話しです。

ソース画像を表示

虫歯を予防するためにはやはり

「歯磨きが大事」

ということは

皆さん十分ご存知だと思いますが

果たしていつ磨くのが良いのでしょうか、、、?

ネットなどでいろいろな情報が出回っているため

「どのタイミングがいいんだろう?」と疑問に思われている方も多くいらっしゃるかと思います。


普段の食事で召し上がるものにたとえ砂糖が含まれていなくても、

むし歯菌の餌になる「糖分」は大抵の物に含まれています。

食事をするとすぐにプラーク中の細菌が糖分を取り込んで酸をつくるので、

正しくは

「食事をしたらすぐ歯をみがく」

のが基本です

またおやつの場合も同じです。

「食べたらみがく」が大切になります


でも1日に5回も6回も歯をみがくことは、なかなか難しいですよね

ですので朝食後、昼食後かおやつの後、就寝前にしっかり磨いていただければ十分ですので、ぜひその分一回一回を丁寧に時間をかけて磨くことを意識しましょう。

また特に寝ている間は、体の働きが低下していて唾液も出ないので、口の中の細菌にとってはとても活動しやすい環境になります。

寝る前によく歯をみがいて細菌を減らしておくことはむし歯はもちろんのこと、歯周病予防においてもとても重要になりますので

みなさんより徹底して行うようにしましょう。

歯みがき粉の使い方、、、
歯みがき粉を使った方が効率よく汚れが除去されて、キレイに磨けます。

通常フッ化物も含まれていて、酸に溶けにくい歯にするためにも有効です。

歯みがき粉を適量をつけて、全体の歯に伸ばし、そして全ての歯をみがいていきます。

食習慣で気を付けていただきたいこと


よくかむ


唾液が口の中の汚れを洗い流すのに有効になります。唾液をたくさん出すには、食事の際によくかむことが大切です。

また食べ物を噛んでいる間も、歯の表面の汚れを取り除いています。

軟らかい食べ物をあまりかむことなく食べていると、プラークが歯に付着したまま、細菌が増殖を続けることになります。

そのためよくかんで食べること、できればかみごたえのあるかたいものを食べることによりむし歯予防に有効ですのでぜひ心がけてみてくださいね。


おやつ


1日の中で、おやつも大切です。

ただし、長時間かけてだらだら食べると、口の中はいつもむし歯菌が酸をつくり続けていることになります。

時間を決めて規則正しく

間食を楽しむようにしましょう。

夜寝る前に夜食を食べて、歯みがきをせずに寝る、というのは絶対にやめましょう。

ジュースなども糖分を含んでいますので、口の中にいるむし歯菌に餌を与えてから眠りにつくようなものですのでご注意ください。


ガムやキャンディー


ガムをかむことは、唾液がたくさん出るのでむし歯予防に効果があります

ただし砂糖が入っているガムですとむし歯菌が酸をつくることになります。

むし歯予防という点では、甘み成分として砂糖でなくキシリトールを使ったものがあります。

また、歯の成分になるリン酸やカルシウムを含むガムも、歯の再石灰化に有効であることが確かめられています。
のど飴などは長時間なめるものですから、やはり砂糖を使ったものよりも、キシリトールを使ったものを召し上がる事をおすすめいたします。