院内ブログBlog
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皆様こんにちは🌷✨
歯科衛生士の市川です!
最近は朝晩は涼しく感じられますが、日中はまだ暑いですね🥵風邪を引かないよう服装にはご注意下さい👔🍂
本日はなぜ甘い物がしみるのかについてお話致します。
甘い物がしみる・痛む症状の原因としてはむし歯と知覚過敏が考えられます。
①むし歯
むし歯はミュータンス菌という細菌が強力な酸を作り出し歯を溶かすことで生じますが、そのミュータンス菌の餌となるのが糖分です。ミュータンス菌が糖と出逢うと歯垢(プラーク)を作り、歯に粘着質な汚れとしてこびりつきます。そして、プラークは水分や唾液で流されず滞留し続け、プラーク内では酸が発生し、やがて歯が溶けていきます。そうやって、徐々にむし歯になっていきます。
また、むし歯には段階があり初期う蝕の場合であれば痛みは感じませんが、それよりも深い象牙質に達すると痛みが感じやすいです。
また、冷たいものや熱いものはしみないが、甘いものだけしみるといった症状がある場合は二次的なむし歯が疑われます。二次的なむし歯は、むし歯を治療した修復物と天然歯の間にできる虫歯のことです。
二次カリエスになると虫歯はさらに深くなり、象牙質や神経まで到達していることが考えられます。甘いものを食べると、砂糖がたっぷり解けた唾液がこの象牙質や神経に触れ、感覚としてしみると感じるのです。
②知覚過敏
知覚過敏は、痛みを感じる象牙質が露出することで、歯ブラシの毛先が触れたり、冷たいもの・甘いものを食べたりしたとき等に痛みを感じることです。特にむし歯や歯の神経の炎症などがない場合にみられる症状のことです。
甘いものはむし歯の原因になりやすいです。こういった症状を防ぐには、
・飲食をしたらすぐ口をゆすいだり歯磨きをしたりする
・間隔をあけずにだらだらと食事を摂らない等食生活を改善する
・歯を磨く際は強く磨きすぎないよう優しくブラッシングする
・フロスや歯間ブラシを通すなどの歯磨きの仕方の見直す
これらを意識するだけでも、虫歯や歯周病・知覚過敏の予防に繋がります。
また、既にむし歯や知覚過敏になってしまった場合には、むし歯治療や知覚過敏の場合は専用のコーティング剤などを用いて治療していきます。
何かございましたらお気軽にお声掛け下さい😌✨
担当:市川